シンギュラリティとは何でしょうか?

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Q:シンギュラリティとはどういった意味ですか?また、シンギュラリティによってなくなる仕事があるとも聞きました。詳しく教えてください。

A:シンギュラリティとは「技術的特異点」のことを指します。AIなどといったテクノロジーが人間の知能を上回り、人類に代わって文明進歩の主役となる時点を意味します。

AI(人工知能)の権威である、レイ・カーツワイル博士が「2029年にAIが人間並みの知能を備え、2045年までには人間と人工知能の能力が逆転する」と提唱したことを契機に、このことは「2045年問題」と表現されるようになりました。

シンギュラリティで何が変わる?

もともとシンギュラリティ(技術的特異点)という言葉を世に広めたのは数学者でした。

シンギュラリティの到来によって、「モノの価値」や「仕事の在り方」が変わるといわれています。

【モノの価値の変化】
AI技術が進歩することで、あらゆることが自動化されます。これによってコストは大幅に抑えることができますし、激的なデフレが起きると考えられているようです。

【仕事のあり方の変化】
2014年、英オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授らが発表した論文「雇用の未来—コンピューター化によって仕事は失われるのか」によると、20年後には今ある仕事の47%はなくなるという結論が導き出されています。

シンギュラリティ後になくなる仕事とは?

・テレマーケター(電話を使った販売員)
・貨物運送業者
・データ入力係
・スポーツの審判
・レストラン、ラウンジ、カフェ従業員
・レストラン料理人
・給与計算係
・一般的な事務員
・ネイリスト
・訪問販売、街の物売り

シンギュラリティ後に残る仕事とは?

・レクリエーションセラピスト
・栄養士
・歯科医師
・探偵
・警察
・セールスエンジニア(技術営業)
・教師
・漫画家
・ミュージシャン
・ダンサー

AIにできて、人間にできないこと

シンギュラリティ後に残る仕事・残らない仕事の差は何なのでしょうか?

単純作業や、繰り返し教師データを使って学習することで精度があがるようなものは、置き換えがされやすいといわれています。

反対に、高度な感情の読み取りが求められる業務や、芸術分野などのクリエイティブな要素をもつものはAIに置き換えられず、シンギュラリティ後にも残るといわれています。

シンギュラリティ到来までに、私たちがしておくべきこと

様々な見解がありますが、相手の顔や言葉の行間・声色などを含めた「読解力」は、人間特有の能力だといわれています。また、仕事についても、「指示されたことをただ作業をして行う働き方」ではAIにいずれ取って代わられることになることは必至ですから、「自分の頭で問題解決を繰り返し、成果を出すことに責任を持って、かつ様々なタグ(資質・特性・経験)を持つ人材」が今後は求められるのではないでしょうか。

企業サイドに立つと、そういった「どこでも活躍できる人材を育てる土壌があること」が新たな企業としての採用力につながるともいえるでしょう。

エビデンスを持った育成計画にも、TalentViewerを

これまでの研修は、「新人研修」「管理職研修」といったように、階層別の一括研修が多く導入されてきました。階層別一括研修は効率が良いというメリットはあるものの、1人1人に本当に必要な育成が行えるのかという点で、近年見直しがなされてきています。

よりメッシュの細かい研修を実施していこうと思うと、1人1人の状態把握・能力の可視化が必要です。

TalentViewerなら、個人の育成状況に合わせた研修の紐づけや効果の測定が可能。エビデンスを持った育成計画を立てることができます。

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