忌引きとは?何日必要?
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Q:忌引きとは?何日必要?
A:社員の親族が亡くなった際、葬儀などのために仕事を休むことです。忌引きの日数は就業規則などによっても異なります。
忌引きの日数の計算は、一般的には親族が亡くなった当日もしくは、その翌日から起算することが多いようです。
<日数例>
配偶者 :10日間
父母 :7日間
子 :5日間
祖父母 :3日間
兄弟姉妹 :3日間
おじ・おば:1日間
孫 :1日間
配偶者の父母 :3日間
配偶者の祖父母 :1日間
配偶者の兄弟姉妹:1日間
忌引きは必須ではない?
忌引きは、実は労働基準法には特に規定をされていません。規定がされているのは一週一休の原則と、産前産後休暇、また生理休暇のついてです。日本において忌引きは当たり前のような印象ですが、就業規則に定めがあるかどうかがポイントになります。
厚生労働省の「モデル就業規則」では忌引きについて、慶弔休暇として以下のように記載されています。
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(慶弔休暇)
第26条 労働者が申請した場合は、次のとおり慶弔休暇を与える。
① 本人が結婚したとき ○日
② 妻が出産したとき ○日
③ 配偶者、子又は父母が死亡したとき ○日
④ 兄弟姉妹、祖父母、配偶者の父母又は兄弟姉妹が死亡したとき ○日
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忌引きは有給?
就業規則に定めがあり、取得できたとしても必ずしも有給というわけではありません。これについても就業規則でどのように定められているかによりますので、事前に確認と注意が必要です。
就業規則にないと絶対に取得できないの?
就業規則に定めがないからといって、もし社員の親族が亡くなった際に企業が「忌引きを認めない」とすることはできません。
年次有給休暇を取得すれば、取得理由によって企業がそれを拒否することは原則としてできません。
参考になれば幸いです。