ロングライフホールディング株式会社
介護業界のリーディングカンパニーが挑戦!
タレントマネジメントシステム導入による”エンゲージメント向上”
「人生100年時代を素適に生きる」をスローガンに、介護サービス事業、薬剤・医療関連事業、リゾートホテルなどを運営しているロングライフホールディング株式会社。
介護を究極のサービス業と捉え、「老いることは耐える事ではなく“楽しむ”こと」“入居後はさらに元気になる老人ホーム”をつくってきた、業界のリーディングカンパニーです。そんな同社が取り組む、タレントマネジメントシステム『Talent Viewer』を活用したエンゲージメント向上施策について、人財グループの櫻井さん、田中さんにお聞きしました。
導入のきっかけは何ですか?
まず介護業界について知ってほしいのですが、他の業界と比べると離職率が高く、採用も困難だと言われています。また、グループ会社が7社あり、さまざまな働き方に合わせて人財育成を行っていく必要がありました。介護サービス業界全体で人手不足やスタッフの高齢化が進んでおり、どう若手を採用・育成していくかがとても大切な状況にあります。もちろん当社にとっても、若手スタッフが満足して、エンゲージメント高く働き続けられるかは大きな課題です。
そこで、スタッフのエンゲージメントを高め、離職を防ぐための一つのツールとして『Talent Viewer』を導入しました。1on1面談のログを残せたり、退職者データの管理ができたり、パルスサーベイなど複数の機能があったり、他システムに比べ、目的達成のために必要な機能が揃っていることが決め手でした。
人事のプロであるエン・ジャパンがサポートしてくれるのも心強かったです。おかげで、通常1年はかかりそうな活用フェーズまで2、3ヶ月で進められました。
活用シーンや成果を教えてください。
大きく3つの場面で活用しています。それぞれ導入してどう変わったかをお伝えしますね。
人財情報の一元管理
Before
人事評価や保有資格など、あらゆる情報を紙で管理。
必要な情報を探すのも一苦労。
After
グループ6社の人財情報をTalent Viewerで一元管理。スタッフが保有する資格情報から人員配置を考えるなど、データを活用した判断を実現。人事評価や面談の履歴をシステム上で引き継ぐことができ、異動者の育成・評価に活用。
アンケートによる離職リスク・原因の可視化
Before
スタッフ個人のイントラネットIDがなく、事業所単位での配信にとどまりアンケートを配信するだけの状態に。 メールでアンケートを送るにしても、工数がかかり大変。
After
グループ6社の人財情報をTalent Viewerで一元管理。スタッフが保有する資格情報から人員配置を考えるなど、データを活用した判断を実現。人事評価や面談の履歴をシステム上で引き継ぐことができ、異動者の育成・評価に活用。
毎月のアンケートで自身を振り返ることができることや、職場の上司や先輩、メンターに相談しにくいことも書き込めるので、離職防止の対策を早期で進めることができています。
1on1面談の進捗確認・評価
Before
誰がどこまでやっているかを追えず、進捗を電話で確認。実施率は5%ほど…。
After
システム上で進捗確認ができ、未実施者への依頼に時間を使えるように。結果、Excel時代の5%から大幅にアップ!
管理職の1on1実施率とスタッフの退職率をかけ合わせて分析。管理職の人事評価や1on1の効果測定にも活用。
Talent Viewerを活用することで、各施策の進捗や成果の確認、振り返りが簡単にできるようになりました。これまでも、エンゲージメントを高めるために様々な施策をやってきましたが、今やっと、一つひとつの施策が点ではなく線として繋がってきたように思います。
今後どのように活用していきたいですか?
スタッフがより働きがいを持てるように、グループ6社のなかでキャリアチェンジができるようにしていきたいです。例えば、Talent Viewerでキャリア希望アンケートをとって、経歴や資格とリンクさせ、本人にとっても会社にとっても最適な人員配置を実現したいですね。
また、職場ではなかなか言い出せない事を書き込めることでハラスメントの抑止に繋げたり、働きがいのある職場になるような制度構築、管理職研修のプログラムに組み込めるようにしていきたいです。
まとめ
スタッフのエンゲージメントを高め、活躍と定着をうながす。この目的をブラさずに活用されているからこそ、導入後の活用と成果に繋がっているのだと感じました。システム導入時のお手本にしたい事例です。