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確証バイアスの意味とは?その対策は?

2021.03.15更新


Q:確証バイアスはどういった意味でしょうか?

A:確証バイアスとは、人が思い込みから生じた仮説を検証するために、自分にとって都合の良い情報ばかりを集めてしまう傾向のことです。ビジネスシーンの他、日常生活においても確証バイアスはよく見られます。

 

 

確証バイアスの分かりやすい例を挙げましょう。

日本では血液型による性格判断が比較的有名です。A型は几帳面、B型はマイペース、O型はおっとり、AB型はちょっと変わり者。こんなパターン分けを誰でも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

実は科学的根拠も足りないという見方もある血液型による性格判断ですが、どうして「当たっている」と感じてしまうのでしょうか。

これも、確証バイアスの代表的な例だと考えられます。

例えばA型の人が掃除をしていると「やっぱりA型はマメだな」と感心したり、B型が遅刻をしてしまうと「これだからB型は・・・」と指摘されたりします。

ここで、A型の「掃除をする前は机が散らかっていた事実」や、B型が「いつもは5分前には到着している事実」があったとしても、見過ごされてしまっているのです。

 

人事領域における確証バイアス

人事領域においても、確証バイアスは起こりえます。

よくある例を考えてみましょう。

 

〇〇大学出身は優秀?

今でこそ学歴を重視する採用は古いとされ減ってきていますが、確証バイアスが起こりやすい事例の1つです。

たまたま〇〇大学の学生が多く採用されており、数名続けて目覚ましい成果を上げたとします。

「もしかして〇〇大学の学生は、当社で活躍する傾向にあるのかな?」

そう感じてしまうと、以降〇〇大学の学生が活躍するたびに、「やっぱり〇〇大学の学生は当社と合うんだ!」と考えてしまいます。

他の大学の学生より実は採用数が多い可能性や、他の大学の学生の活躍傾向には目が向きにくくなってしまうのです。

確証バイアスを防ぐ対策は?

それでは、対策はあるのでしょうか?

確証バイアスを軽減させるためには、「反証する情報」を取り入れることが必要です。

イギリスの認知心理学者であるペーター・カスカート・ウェイソン氏が1966年に考案した「ウェイソン選択課題」が有名です。

例えば「1」「4」「赤色」「茶色」と書かれた4枚のカードがあり、「カードの片面が偶数ならば、その裏面は赤い」という仮説を確かめるために、ひっくり返す必要があるカードはどれかという課題があったとします。

「4と赤色」のカードを裏返そうと思ったのであれば、不正解です。正しくは「4と茶色」です。なぜなら、仮説の反例になるのは「偶数が書かれている裏が赤色ではないカード」だけだからです。

つまり、「自分の考えと反証する情報に目を向ける」習慣をつけることが大切です。

慣れるまではバイアスは抜けづらいものですので、意図的に会議のアジェンダに取り入れるなど、工夫をしていくのが望ましいでしょう。

 

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