レジリエンスとは何ですか?

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Q:レジリエンスとは何ですか?
A:心理学用語で、『折れないしなやかな心』『逆境に対応する力』などを意味します。

もともと、レジリエンスとは物理学用語で「跳ね返り」「弾力」の意味を持ちますが、そこから転じて心理学においては上記のような意味を指すようになりました。

2013年のダボス会議でも「レジリエンス」という言葉が取り上げられ一躍有名になりましたが、昨今の変化の多い社会・コロナによる働き方の急速な変化などによって、ストレスとの付き合い方も重要視されています。

S(ソリューション):レジリエンスを高めるポイントは3つ。

レジリエンスを高めるには、以下のポイントがあります。

  1. 感情をコントロールする
  2. 自己肯定感を高める
  3. 自尊感情を高める

それぞれ説明していきます。まず感情のコントロールについては、ABCDE理論などが有効です。簡単に言えば、目の前で起こる物事の解釈の仕方を整理して処理する方法です。また、自分の考え方の癖を平素からとらえておき、感情が高ぶった際には客観視するように心がけてみるとよいでしょう。

次に、自己肯定感を高めることについて。これは苦手な方も多いかもしれませんが、おすすめなのは小さな成功体験を意図的に積むことです。そのためには身近な成功者の行動のうち、自分にも取り入れられることから取り入れてみることです。そうすることで、少しずつ自分に対する信頼を積み上げていくことができます。

最後に、自尊感情についてです。これは自己肯定感と似ていますが、自己肯定感が「何かを乗り越えられると信じる力」であることに対して、自尊感情は「そもそものありのままの自分を認める力」だといえます。感情のコントロールに慣れ、自己肯定感を感じ始められれば自尊感情も抱きやすくなると思いますが、こちらのコツは「常に良い点を見つける」ことです。例えば「いつも仕事が遅いな・・・」と悩むのではなく、「仕事が丁寧で慎重」ととらえるなど。小さなことでも、ポジティブな面に目を向ける習慣が自尊感情を養います。

マネジメント側では、心理的安全性の確保を。

本人の努力に加え、職場環境では是非、心理的安全性の確保を心がけましょう。心理的安全性のある職場とは、メンバー一人ひとりがチームに対して気兼ねなく発言でき、自然体の自分でいられる環境・雰囲気の職場のことです。

こういった職場づくりのために、まずはTalentViewerで社員の声の見える化や、面談記録の蓄積などから取り組んではいかがでしょうか。

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