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企業が知るべき「新しい採用様式」のポイント コロナ時代の採用学

2020.08.20更新

新型コロナウイルス感染拡大が未だ収束していない中、世の中や働き方、そして人材採用が大きく変わっていっています。そこで今回は、『コロナ時代の採用考』と題し、これからの「新しい生活様式」に沿った人材採用の変化について考察します。
要約すると
  • コロナショックにより、有効求人倍率は低下。買い手市場に反転傾向
  • 2ヶ月以内に採用再開を検討する企業が半数以上と意欲的。
  • コロナ時代の採用を考察。働く人と企業に求められる「新しい生活様式」とは?

コロナショックにより、有効求人倍率は低下。買い手市場に反転傾向

● 有効求人倍率の推移

※厚生労働省 ※令和元年(2020年)3月分 (2020年4月28日公表)
季節調整済有効求人倍率(新規学卒者を除きパートタイムを含む)

 

厚生労働省が発表した2020年3月の有効求人倍率は「1.39倍」。前月に比べて0.06ポイント低下と大幅な低下となりました。また、全国に緊急事態宣言が出された4月はさらに低下する見込みとなっています。

2008年~2009年のリーマンショック時よりも、企業業績に影響すると目されているコロナショック。少なくとも、近年の求職者優位の売り手市場は反転し、企業優位の買い手市場の傾向が強まっていきます。

 

2ヶ月以内に採用再開を検討する企業が半数以上と意欲的。

買い手市場になる傾向があるものの、企業側も業績の影響など、様々な変化がすでに起きている状況です。まずは、3月時点での企業のコロナに関する影響などを振り返り、今後の採用への影響や変化を考察していきます。

 

● 新型コロナウイルスの企業への影響(20年3月末時点)

● 新型コロナウイルスの具体的な影響について(20年3月末時点)

 

まずは、コロナウイルスの企業への影響について。まずは半数以上の企業が「影響が出ている」と回答。「今後、影響が出る可能性がある」と回答した企業も35%あり、ほとんどの企業で影響は避けられないという結果になっていました

具体的には、「業績への影響(売上げ減少)」が70%と最多。次いで、売上げに直結する「展示会、イベントの中止・延期」が46%。事実、政府からも雇用調整助成金の特例措置や、持続化給付金などの緊急対策は矢継ぎ早に発表されるほどの状況になりました。

関連情報を更新中です。ぜひご確認ください。
新型コロナウイルス感染症関連Q&Aまとめ
https://partners.en-japan.com/qanda/desc_1143/

一方、採用に関して、実際にどういった対応を考えているか、2020年5月中旬の緊急事態宣言中に企業700社以上に聞いた結果がこちらです。

 

● 採用活動の再開見込

 

中途採用の活動を再開する見込みを聞いたところ、約7割が「緊急事態宣言解除後、様子を見て再開予定」と回答しました。続いて、具体的な再開の時期を聞くと、「近日中に再開したい」が20.1%、「1~2ヶ月以内に再開したい」が31.6%となり、合計50%以上の企業で、緊急事態宣言解除後2カ月以内に中途採用を再開したいと考えていることが分かりました。

実際にこの6月から今夏にかけて、準備が整い次第、採用を再開する企業が少しずつ増えてきました。

 

コロナ時代の採用を考察

採用を再開する企業が増えると予測される中、これからしばらくの採用に関するキーワードは「売上げを再び拡大させるための人材確保」と「採用コストの低下」となりそうです。

コロナが影響した離退職人材の欠員募集はもちろん、しばらく高い業績が見込みづらい業態では「売上げを再び拡大させるための人材確保」がより重要になります。
たとえば対面での商談ではなく、オンライン上で1対多人数のセミナーを実施して営業できる人材や、ネット販売を強化してくれるIT人材など、自社のビジネススタイルをデジタルに変革してくれる人材が争奪戦になるはずです。

一方で、「採用コストの低下」も起こります。多くの企業の人事担当者は、少ない採用予算の中で求人媒体を使い、優秀な人材を厳選採用することが求められていくでしょう。エンゲージ(engage)のような無料の採用支援ツールを自分たちで活用したり、低額の応募課金なども駆使して、採用をとにかく低コストで進め、人材を確保する動きが必要になります。できる範囲で自力で採用を行なうことが重要です。

※「engage(エンゲージ)」のご利用はこちらから!
https://en-gage.net/

↓

すでに始まっている採用のオンライン化

● 採用活動における新型コロナウイルス感染対策

 

2020年4月時点の調査では、採用活動における新型コロナウイルス感染対策として、もっとも多かったのが「採用面接・面談のオンライン化」61%。日系企業では、70%が「採用面接・面談のオンライン化」を進めていました。

テレビ電話・Web会議システムツールを使用して、オンライン(WEB)上で行なう「オンライン面接・面談」は、感染症対策として圧倒的に増加したことがわかります。緊急事態宣言解除後も、ウイルスの脅威がなくならない限りは、人事や求職者双方の感染防止のために「オンライン面接・面談」を実施する企業は多いでしょう。事実、すでに求人内に「オンライン面接対応可能」を記載する企業も増加中。求職者からの反応も良いとのことです。

また、4月に入社した新卒入社者で、一度も出社せずオンラインで研修後、オンラインで現場に配属されたという方も多々あり、今後は中途入社者でも、一度も出社せず内定取得や勤務開始という人が珍しくないということも起きそうです。

数年に一度、中途採用するというような企業は、オンライン面接に隔世の感を持つかもしれません。ぜひ、業務のオンライン化を試してみるなど、変化を実際に体感しておくことをオススメします。

※オンライン面接の詳細は、前回特集もご参照ください。
https://partners.en-japan.com/special/200514
これからの働く人、企業に求められる「新しい生活様式」

厚生労働省の発表した、新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」。ニュースなどで話題になりましたが、改めて今後の働く人、企業で実践していくことが求められます。ぜひ一度、確認しておきましょう。

一人ひとりの基本的な感染症対策

感染防止の3つの基本は、(1)身体的距離の確保 (2)マスクの着用 (3)手洗い

  • 人との間隔は、できるだけ2メートル(最低1メートル)空ける
  • 遊びにいくなら屋内より屋外を選ぶ
  • 会話をする際は、可能な限り真正面を避ける
  • 外出時、屋内にいるときや会話をするときは、症状がなくてもマスクを着用
  • 家に帰ったらまず手や顔を洗う。できるだけすぐに着替える、シャワーを浴びる
  • 手洗いは30秒程度かけて水と石けんで丁寧に洗う(手指消毒薬の使用も可)
  • 高齢者や持病のあるような重症化リスクの高い人と会う際には、体調管理をより厳重にする
移動に関する感染対策
  • 感染が流行している地域からの移動、感染が流行している地域への移動は控える
  • 帰省や旅行は控えめに。出張はやむを得ない場合に
  • 発症したときのため、誰とどこで会ったかをメモにする
  • 地域の感染状況に注意する
日常生活を営む上での基本的生活様式
  • まめに手洗い、手指消毒
  • 咳エチケットの徹底
  • こまめに換気
  • 身体的距離の確保
  • 「3密」の回避(密集・密接・密閉)
  • 毎朝の体温測定、健康チェック。発熱または風邪の症状がある場合は無理せず自宅で療養
働き方の新しいスタイル
  • テレワークやローテーション勤務
  • 時差通勤でゆったりと
  • オフィスはひろびろと
  • 会議はオンライン
  • 名刺交換はオンライン
  • 対面での打ち合わせは換気とマスク
  • 業種ごとの感染予防ガイドラインは、関係団体が別途作成する予定
【参考】厚生労働省/新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」を公表しました
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_newlifestyle.html

まとめ

特集『コロナ時代の採用学』、いかがだったでしょうか。2020年8月時点でも、まだまだ見通しがつきづらい状況ではありますが、過去の景気減退期の採用を振り返りつつ、現在のテクノロジー、感染症対策も踏まえて、考察をしました。

どんなに状況が悪くなっても、打開策を打ち、売上を拡大させるのは人。そんな人を採用するには、アイデアと実行力が必要。つまり、コロナ時代は人事・採用担当者の腕の見せ所と言って過言ではありません。今回の特集が参考になれば幸いです。

 

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